血圧が高いとどうなるか

血圧が高いとどんな影響があるのでしょうか?あなたも検診などで血圧を測ってもらったことがあると思いますが、検診などで高血圧だと診断されても医師に診てもらわないという人がなんと6割もいるという報告さえあります。

その理由ですか?

それは恐らく、高血圧に自覚症状が殆どないからではないでしょうか?体のどこかが痛むのであればその症状を何とかしたいので病院にも来るでしょうが、体はどこも悪くない、と安心してしまうと治療を受ける必要がないと思ってしまうのでしょう。

しかし、高血圧はサイレントキラーと呼ばれています。静かに進行し、命にかかわる病気を発症させるからです。

血圧が高い状態を放置しておけば、動脈硬化を促進し、その結果、心臓病や脳卒中など、命にかかわる病気を発症させます。

血圧が高いといっても、その原因の9割以上は本態性高血圧であると言われています。つまり、生活習慣を少し改善するだけで数値もよくなる可能性があるというわけです。

それから、血圧が高いといっても、それが本当に高血圧かどうかも分かりません。病院では血圧が高い状態でも家庭では血圧が正常値だったりする白衣高血圧の場合もあります。

高血圧患者数の中で血圧が適切にコントロールされているのは何割?

日本では患者の高齢化に伴い高血圧患者が増加しています。その数は何千万人・・・・という単位なのです。

しかし、その中で血圧を十分にコントロールされているのは、わずかに3割程度だと言われています。

何故、たったの3割にとどまっているか・・・というと、その理由の1つ目には高血圧そのものが自覚症状がないことが挙げられるのではないでしょうか。自覚症状がないから治療も受けない、日常生活や習慣も変えない・・・という方が多いのかも知れません。

しかし、それが原因で治療が遅れてしまったために、薬が思うように効果を発揮しない・・・ということもあります。それもまた、血圧のコントロールが十分にできている人が3割にとどまっている理由なのかも知れません。

また、もう1つの理由は検診を受けている人の数が思うように伸びていない・・・ということが挙げられます。

・・・という風に、本当はもっと血圧をコントロールできるはずなのにできていない状況にあるわけです。ですが、高血圧の正しい知識さえあれば、こういう状況は回避できるのです。