高血圧は何科に行けばいいの?
血圧測定方法でご紹介したようにして血圧を測ってみたら、どうも高い・・・と思ったらどうするべきでしょう。そんな時は何科にいってみてもらえばいいのでしょうか?
その場合は内科、又は循環器科を受診します。
例えば検診などで計測した数値が高くてもそれだけで高血圧と診断されるわけではありません。医療機関などで計測したときだけ数値が高くなる白衣高血圧かも知れませんし、血圧は1回測定しただけでは本当に高血圧かどうかを見極めることはできません。
そのため何回かは血圧を測定します。そして、病院だけでなく、普段も血圧が高いのかどうかを判断します。ほかにも問診をはじめ様々な検査が行われます。
高血圧かどうかにかかわらず、血圧は普段から家庭で測定することを習慣にすべきです。家庭用血圧計では病院ではわからないデータを測定することができます。
また、長期間にわたってデータを取ることが出来ますから、医師にとっても良い判断材料となるのです。
是非家庭での血圧測定を習慣付けましょう。また、測り方も正しい測り方があります。それについては関連記事をご覧下さい。
スクリーニング検査って何?
はじめて高血圧で病院に行くとスクリーニング検査というものが一般的には行われます。このスクリーニング検査とは、具体的にどの程度の重症度なのか、何が原因となっているのか・・・といったことを調べる検査のことです。
具体的には下記のような検査になります。
1.問診・・・・・・家族に高血圧の人がいないかどうかを聞かれることもあります。高血圧の原因には本態性高血圧といって遺伝が大きく関係しているタイプもあるためです。
2.血圧測定・・・・・・当たり前ですが、血圧の測定も行われます。
3.血液検査・・・・・・糖尿病や腎臓、肝機能などを調べます。
4.尿検査・・・・・・腎障害があるかないか、などを調べるために行われます。
5.心電図・・・・・・心臓の肥大がないかなどを調べます。
6.眼底検査・・・・・・網膜血管を調べます。
7.胸部X線検査・・・・・・心臓の状態などを見るために行われたりします。
治療について
詳しくは高血圧の治療で詳しく記載したいと思いますが、簡単に説明すると検査の結果、生活習慣の改善のほかに薬物治療が必要と判断された場合、降圧薬を使った治療が行われます。
その後、薬の効果をみながら、場合によっては薬を変えたり、量を増やしたり・・・といったことを行われますし、副作用などがある場合も薬を変更することもあります。
また、効果があるないを見極めるためにも家庭での血圧測定は重要になってきます。家庭での血圧測定方法については血圧測定方法をご覧ください。