血圧を下げる食べ物と4つの栄養素
食べ物の中には血圧を上げるものと血圧を下げてくれるものがあります。今回は血圧を下げてくれる効果がある食べ物と4つの栄養素についてご紹介したいと思います。
そられの栄養素とは・・・
1.カリウム
2.カルシウム
3.マグネシウム
4.食物繊維
になります。
1.カリウム
血圧の高い人は塩分控えめにしなければならない・・・ということを聞いたことがあると思います。塩分(ナトリウム)は血圧を上げる働きがあるのです。しかし、そのナトリウムを排出してくれる栄養素もあります。
それがカリウムです。
カリウムはナトリウムを排出することで血圧を下げる効果があるほかにも、血管を拡張させて血圧を下げる、又は腎臓に働きかけて血圧を下げる働きがあります。
そのカリウムを多く含む食べ物は野菜や果物です。こういったカリウムを多く含む食べ物を沢山食べると血圧が下がるといったことが分かっていますので積極的に食べたいものです。
カリウムについては以前に面白い調査が行われています。この調査は東北で行われたのですが、1950年代の東北地方というのは脳卒中で亡くなる方が全国でも一番多かったそうです。(現在では脳卒中による死亡は減少してきています)
ところが、同じ東北地方にいても、リンゴの生産農家の方には高血圧患者が少ない・・・という調査結果が出たのです。
その理由として、リンゴに多く含まれるカリウムが関係しているのではないか・・・と言われているのです。
カリウムを多く含む食品については血圧を下げる効果がある食品一覧のカリウムを多く含む食べ物一覧をご覧下さい。
2.カルシウム
カルシウムが骨の健康に良いことはよく知られていますが、血圧を下げる効果があることはあまり知られていないかも知れません。
カルシウム摂取量が増えると、わずかながら血圧が低くなることがわかっていて、カルシウムを多く摂取している人は血圧が低いという傾向にあります。
カルシウムは日本人にとっては不足しがちな栄養素でもありますので、積極的に摂取していきたいところです。カルシウムを多く含む食品は牛乳や乳製品、小魚など。特に牛乳や乳製品はカルシウムを効率よく摂取できる食品です。
カルシウムを多く含む食品も参考にしてみてください。
3.マグネシウム
マグネシウムにも血圧を下げる働きがあります。マグネシウムは血管の収縮を防ぐ効果や血圧を上げるホルモンの分泌を抑える効果があります。
マグネシウム同様、日本人のマグネシウム摂取量は不足しがちです。1日の推奨摂取量は300mg。多く含まれる食品は、アーモンド、ゴマ、大豆、牛乳や乳製品、海藻や野菜です。
マグネシウムを多く含む食品も参考にしてみてください。
4.食物繊維
食物繊維というと便秘に効くというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんが、実は血圧を下げてくれる効果もあります。
食物繊維はナトリウムを体外に排出する働きがあるのと同時に、動脈硬化の原因となるコレステロールを排出する働きもあるため、血圧が高めの人にはおすすめの栄養素です。
食物繊維については食物繊維が多い食品ランキングというページが参考になると思います。
- 血圧を下げる効果がある食品一覧
- 塩分取りすぎで何故血圧が上がる?
- 塩分の多い食品表(主に単品など)
- 食品中の塩分表(こちらは料理の一覧)
- 塩分計算方法
- 塩分控えめな料理でも美味しくするコツ
- 高血圧改善に効く食べ物、食品