血圧を上げる6つの原因

高血圧の予防法を知るにはまずその原因を理解しなくてはいけません。高血圧の原因でもご紹介しましたが、原因の9割以上は本態性高血圧と言われています。本態性?と疑問に思われたかも知れません。これは症状はあるけれど、原因が不明・・・という意味です。

つまり殆ど場合の原因は明らかにされていないというわけです。

6つの要因

原因は不明であっても、そこに起因する要素はわかってきています。その1つ目は遺伝です。両親ともに高血圧ならば、子供が高血圧になる確率は50%。片方の親だけなら、30%前後であると言われています。

でも遺伝だけで血圧が高くなるわけではありません。そこに生活習慣が加わって高血圧につながるのです。ですから、高血圧の予防法とは、その生活習慣を改善するところにあります。

それら改善すべき生活習慣や血圧に影響を与えるのは:

1.塩分の過剰摂取(日本人の平均的な塩分摂取量は10グラム以上ですが、WHOなどが理想とする塩分摂取量はその半分です)

厚生労働省は1日男性9.0g/日未満、女性7.5g/日未満を目指すようにと指導しています。

2.カロリーの高い食事

肥満は高血圧の引き金になります。

3.タバコ

タバコは1本吸っただけで血圧を大きく上げます。高血圧とタバコ参照。

4.ストレス

ストレスや緊張した場面などは血圧を上げます。これが日常になると血圧はずっと上がった状態になり、血管を痛めてしまいます。

5.過度の飲酒

適量のお酒は体にもよいですが、飲みすぎると逆効果になります。

6.運動不足

運動を続けることで、血圧を上げる物質を減らし、血圧を下げてくれる物質を増やすことができます。肥満予防やストレス解消など、運動には様々な利点があるのです。

これらは殆どが他の生活習慣病に関係することばかりです。高血圧の予防は他の生活習慣病予防にもつながるというわけです。