高血圧の原因とは
高血圧の原因って一体何なのでしょうか?何か特定の物事が血圧を上げているのでしょうか?それとも、私達が持って生まれた何かが関係しているのか?
高血圧のうちの9割以上は本態性高血圧と言われています。本態性とは「ある症状・疾患は存在するが、その原因が明らかでないものであること」(大辞泉)という意味です。つまり高血圧の原因の9割以上は不明である・・・ということになります。
この本態性高血圧が疑われる場合、原因となっているものは遺伝や生活習慣の2つになります。この場合、生活習慣を改善してゆくことで血圧の上昇を食い止めることが可能になってきます。
原因となる病気がはっきりしている場合
高血圧のうち、9割は本態性高血圧だと言いましたが、残りの10%は何なのかというと、それらは二次性高血圧と呼ばれるものです。これについては後程詳しくご紹介したいと思いますが、二次性高血圧とは原因となる病気がある場合をいいます。
原因がはっきりしていますから、その原因となっている病気を治療してゆくことで高血圧も改善させることが可能です。
遺伝や生活習慣
冒頭でも書きましたが、高血圧(の原因として)影響を与える要因の1つ目に遺伝が挙げられます。片方の親が高血圧の場合は25から30%の割合で子供が高血圧に、両親ともに高血圧の場合は60%です。
もし、両親ともに正常な血圧だった場合、子供が高血圧になる可能性は5%という研究結果もあります。
しかし、遺伝だけで高血圧になるわけではありません。
生活習慣もその原因の1つ。具体的には、喫煙、運動習慣、食習慣、お酒、そして食塩の摂取量などは血圧に大きな影響を与えます。それだけではありません。肥満やストレス、加齢などもその要因となります。
こういった運動習慣、食習慣というものは本人次第でどうにでも改善できるものですし、本態性高血圧と診断された場合は、そういった点を改善することで高血圧も改善させることができます。