血圧が上がる動作や行動、お風呂・トイレ、朝の時間帯の注意点
血圧というのがちょっとしたことで上がります。日頃の何気ない行動によってどれだけ上がるのか?またどんな動作が血圧を上げるのかを見てみましょう。また、後ほどお風呂に入る際の注意点についても掲載しますのでそちらも参考にして下さい。
・目覚め 23mmHg
・排便(和式) 77mmHg
・排便(洋式) 62mmHg
・階段昇降 57mmHg
・せき 81mmHg
・くしゃみ 48mmHg
・医師との会話 37mmHg
・喫煙 38mmHg (最高60mmHg)
・食事 33mmHg
参考:秋田県立脳血管研究センター 最新研究 日常の動作で血圧上昇
喫煙も1本吸うだけで血圧を上げていることが分かります。また、排便時の血圧上昇も見逃せません。これが寒い冬で血圧が普段よりも上がっている状況だとしたら、大変なことになっているかも知れません。
朝の時間帯の注意点
寝ている間、血圧は下がった状態になります。それが朝が近づいてくると交感神経が働くことで、血圧は上がってゆきます。
さらに睡眠中にかいた汗のせいで、血液中の水分が減少した状態です。そういったことが重なって朝の時間帯は心筋梗塞や脳梗塞が起こりやすいということになります。
この朝の時間帯に急に血圧を上げないためにおすすめなのが、ベッドの上で深呼吸を繰り返すということ。5回ほど深呼吸するだけで血圧は10mmHg程度下がると指摘する専門家もいます。
そして、起きて顔などを洗う際も冷たい水よりはぬるま湯にすること。また、朝コップ一杯のお水を飲むのもおすすめです。
トイレでの注意点
朝の時間帯というのはトイレにも行きたくなる時間帯でもあります。朝コップ一杯のお水を飲むことで腸が動き出し、便意をもよおしやすくなります。
ただ、トイレにいっても強い力をいれていきんだり、長時間いきんだり・・・ということは血圧という意味でも痔の予防という意味でも避けたいところです。
また、冬場などはトイレがものすごく寒い場所になっていることがありますので、トイレに小型の暖房を入れたり、薄着をしないで、一枚羽織ってトイレに行くなどの工夫はしたいところです。
お風呂での注意点
お風呂に入っている間に脳卒中などを起こしてしまう人も多く、入浴は高血圧の人にとって非常に注意すべき点です。
入浴中はその温度変化などで血圧が大きく変動します。熱いお湯に触れたときに血圧はぐっと上がり、お湯につかると下がります。こういった血圧の変動は血圧が上がっても、下がった時でも危険です。
血圧の変動を少なくする入浴方法:
では血圧の変動を少なくするためのポイントとはどんなことでしょうか?それらは:
1.脱衣場や浴室などは予め温めておく(冬の場合)
2.お湯の温度は40℃以下にする(37℃から40℃位)
3.かけ湯をしてからゆっくり入る
4.浅めの浴槽がベストだが、そうでなければ半身浴にする
4.長湯はしない(5分から10分程度にする)
6.お酒を飲んだ後は入らない
7.体をよく拭いてから服を着る
8.水分補給を忘れずに