カップラーメンは血圧を上げる?
「カップラーメンばかり食べていると体に悪いよ」なんて言われたことはありませんか?でもそれは本当でしょうか?
今回はカップラーメンに含まれているナトリウムについて注目してみたいと思います。
カップラーメンに含まれるナトリウムは2グラムちょっとです。このナトリウムで何が分かるかというと塩分なんですね。日本人は塩分のとりすぎであると言われています。WHOが推奨する塩分摂取量の倍は摂取していると言われています。
日本人の塩分摂取量は1日10グラム以上ですが、厚生労働省が指摘する目安量は1日10グラム以下。高血圧の人なら1日6グラムを目指す必要があります。
さて、カップラーメンの話に戻りますが、カップラーメンの場合のカリウムは2グラムちょっと。塩分はカリウム(グラム)×2.54で算出できますから、カップラーメンの塩分はおよそ5グラム。
カップラーメンなら1食だけで1日の塩分摂取量殆どを摂取してしまうことになるのです。
汁は残す
これはカップラーメンでも普通のラーメンでも同じことですが、減塩するにはまず汁を残すことです。下記はカップヌードルの塩分です。
めん・かやく 2.8g
スープ 2.3g
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合計 5.1g
合計で5グラム!も塩分が含まれています。ただ、そのうちのスープが2.3gの塩分がありますので、スープを残すだけでも違います。
ただし、めんとかやくだけで3グラム近く塩分があることを考えると、やはり高血圧の方は避けるべき食品であることがわかります。
血圧が高めの方にとっても、やはり5グラムの塩分は多すぎます。カップラーメンを食べる時はとにかくスープを飲まないこと。またスープのもとは半分だけ入れて、後は辛味などで味を調えてもいいと思います。
繰り返すようですが、減塩というのは血圧を下げるためにはとても大切なことです。日本人の大部分の高血圧の要因は塩分の過剰摂取と言われています。塩分のとりすぎが何故血圧を上げるのかについては塩分取りすぎで何故血圧が上がる?でもご紹介していますので、そちらも参照ください。
減塩することで血圧が上も下も下がるという試験結果も多数ありますので、血圧が高めの方は是非減塩に取り組んでみてください。