家庭用血圧計の選び方:手首式と上腕式の比較、おすすめも
血圧測定方法でも血圧計の選び方については少しご紹介しましたが、今回はもう少し詳しくご紹介したいと思います。
一般的に血圧計といっても様々なタイプがありますが、大きくわけると手首式、上腕式の2つになります。それぞれの利点と欠点について見てゆきましょう。
2つのタイプを比較してみよう
1.手首で計測するタイプ
手首式血圧計 手首で計測するタイプです。携帯性にも優れていますし、自宅以外で計測するような場合は便利かも知れません。 このタイプを利用する場合は手首の位置を心臓の高さに合わせて測定するとより正確な数値が出ると思います。 |
2.上腕で計測するタイプ
上腕カフ式血圧計 上腕で測定するタイプの血圧計になります。医師に聞くとこのタイプをすすめてくると思います。というのもこの上腕式が一番正確な数値を測れると言われているからです。 左は測定の度に腕に巻く必要がありますが、下記のようにその必要がないものもあります。 |
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アームイン式血圧計 病院などによく置いてあるタイプの血圧計です。 上記のモデルに比べると価格は高くなりますが、一々はずしたり、巻いたり・・・という面倒がなくなりますので、頻繁に血圧を測定するのにも向いていますし、毎回血圧を測るのが面倒・・・という方にもいいかも知れませんね。 このタイプは数値も正確ですし、腕を通すだけで測れるのでおすすめですが、血圧計そのものがやや大きくなりますので、その辺がデメリットかも知れませんが、上のタイプのようにカフを巻く手間を省けるのはいいですね。 後は価格の違いですね。アームイン式の方がカフ式よりも一般的には価格が高めになります。 |
結局どちらがおすすめなの?
さて、手首式と上腕式があるわけですが、血圧の正確性という意味ではやはり上腕タイプの血圧計がベストです。一般的に血圧は動脈にかかる圧力のことを指します。
この上腕タイプは他の指式や手首式よりもより正確な数値がでると言われていますし、医師もこのタイプをすすめます。
手首式の血圧計の利点はなんと言っても持ち運びに便利なことです。頻繁に外泊するような人はこのタイプでもいいかも知れませんが、血圧が高めの人であったり、ご高齢の方の場合、手首や指式の血圧計だと数値が低めにでる場合もあると言われています。
できれば血圧計は上腕で計測するタイプを選びましょう。ちなみに日本高血圧学会でも上腕式の血圧計を推奨しています。
上腕式にもカフ式とアームイン式があり、どちらでもいいのですが、置く場所があるのであれば、アームイン式の方が便利かも知れません。
また、どの血圧計を選ぶ時もそうなのですが、できれば、メモリー内臓機能があると便利かも知れません。パソコンを使う方であれば、そういったデータをパソコンに取り込むこともできたり、プリントすることもできますので、便利だと思います。
下記は血圧計の一覧になります:
血圧計一覧
上腕タイプの血圧計一覧:
上腕式血圧計一覧
また、血圧測定方法と測定時間についてでは具体的な血圧の測定方法や注意点などについても掲載していますので、そちらも参考になると思います。ご興味のある方はそちらも参照してみてください。