緊張するだけで血圧は上がる

血圧測定をしたことがありますか?殆どの人は「はい」と答えるでしょう。そしてその結果を見て、自分の血圧を知るのです。

でもその血圧は本当の血圧でしょうか?何を言っているの?と思ったかも知れません。もう少し詳しくご説明しましょう。

血圧というのは常に一定ではありません。一般的に活動している間は高くなり、夜は低くなります。そして血圧はちょっとしたこと、そう、例えば緊張しただけでも血圧は上がります。

普段家で測定する時は正常でも病院にいくと血圧が上がる・・・というタイプの人がいます。これは医師を前にして緊張してしまうことで血圧が上がることなどが原因です。このタイプを白衣高血圧といいいます。

この緊張などによって血圧が上がっても多くは一過性のもので、また血圧は下がります。しかし、常にストレスなどで緊張している人がいたとしたら・・・その人は常に血圧が高く、その間常に強い負荷を血管壁にかけていることになります。

長期のストレスや緊張などは早めのケアが必要です。

音楽を聴くと血圧が下がる?

緊張すると血圧が上がることをご紹介しましたが、反対にリラックスすると血圧というのは下がります。

おすすめなのは音楽を聴くこと。「健康維持と音楽療法」(和合治久)によると、モーツァルトを聴くと、ストレスホルモンが減少し、リラックスした時に出る、α波が脳から出るそうですが、この影響で血圧が下がります。

血圧が上がる動作でもご紹介したように、血圧というのはちょっとしたことで変動します。ただ、どういった行動をした際に血圧が上がりやすいのか、またどういった時に下がりやすいのかということをある程度把握しておくことは、とても良いことだと思うのです。