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お酒などのアルコールは血圧を上げるの?下げるの?
血圧が上がる理由というのは非常に複雑です。血圧が基準値よりも高くなれば高血圧と診断されますが、その高血圧の原因の9割以上は本態性高血圧症と呼ばれています。
つまり原因不明というわけです。しかし、血圧が上がることに関係する要素は沢山分かってきました。
お酒は適量に。という文章を読んだことはあると思います。お酒は適量であれば、体には良い効果をもたらしてくれるからです。血圧も例外ではありません。少量の飲酒は血圧を逆に下げてくれます。
また、全く飲まない人に比べ、適量のお酒を飲む人の場合、心筋梗塞や脳梗塞によって命を落とす人が少ないという報告もあります。
アルコールはストレス解消にもなりますし、リラックスもさせてくれますが、飲む量が多くなると逆効果になります。
血圧もお酒を飲みすぎることが習慣になると血圧は少しずつ上がってゆきます。日頃から飲むお酒の量が多すぎると、血圧も慢性的に高くなるといった報告もあります。飲みすぎには注意が必要ですね。
また、おつまみにも注意したいところです。おつまみとして出てくるものには塩分が多いものが多く、お酒だけでなく、つまみの塩分が血圧を上げているケースもあります。
それに加えてお酒は食欲を増すことがあるため、食べ過ぎになってしまい肥満する。結果的に血圧が上がる・・・というケースもあります。
どの程度なら適量か?
高血圧学会によるとお酒の適量は:
・ビール 中ビン1本
・日本酒 1合
・焼酎お湯割り コップ1杯
という形になります。特に男性の場合、飲酒が引き金となって脳卒中を引き起こすケースもあると言われていますので、特に日本酒に換算して1日3合以上飲む方は注意が必要でしょう。