高血圧と頭痛・めまいについて

高血圧の人の場合は頭痛とその症状の1つとして訴えることもあります。しかしながら、誤解していただきたくないのは、高血圧の殆どは頭痛などの自覚症状なしで静かに進行してゆくということです。

だからこそ、サイレントキラー（静かな殺し屋）と呼ばれているのです。

頭痛

しかし、冒頭でご説明したように高血圧の場合は頭痛をその症状として感じる人もいますが、このような場合は高血圧がすでに進行している場合もあります。高血圧による頭痛ですが、朝に痛む場合も多いと指摘する専門家もいます。

ただ、頭痛は何も高血圧の特徴的な症状ではありません。ほかの病気などが原因になることも多いのです。

また、これとは逆に肩こりなどを伴う緊張性頭痛などが血圧を上げることもあります。いずれにしても自分で判断せず、一度医師に診てもらいましょう。頭痛は高血圧と判断できるような症状ではありません。

めまいは高血圧患者が訴えることもある症状の1つです。

ただし、以前にもご紹介した通り、高血圧は自覚症状など殆どなく静かに進行してゆく病気です。それが動脈硬化につながり、さらには心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気へとつながることもあります。

めまいを高血圧患者が感じることもあるようですが、これは脳動脈に動脈硬化を起こしたことによる場合もあり、周りがふらふらするようなめまいを引き起こすこともあるようです。

ただし、このような症状はもし高血圧が原因だとしても、かなり進行した状態です。また、めまいは高血圧だけが原因となるものではありません。

他の要因も勿論あるわけですから、めまいがするから高血圧、めまいがするから高血圧が進んでいるというわけではありません。必ず医師の診断を受けてください。

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