塩分控えめな料理でも美味しくする8つのコツ

高血圧の人や血圧が気になりだした方などは塩分控えめな料理を食べなければいけない・・・とがっかりしている人もいるかも知れません。しかし、減塩にしても料理を美味しくするコツはあります。

しかも簡単なことをするだけで減塩料理でも今までよりもっと美味しくすることもできるんです。今回は簡単に出来る塩分控えめ料理のコツとテクニックについてご紹介しましょう。

塩分を普段から多めにとっている人の場合、そのまま塩を使う割合を減らそうとか、しょうゆを少なめに、味噌を少なめにしよう・・・と考えると思います。勿論、それはそれで間違いではありませんが、それでは料理があまり美味しく感じられなかったりもします。

そこでまず簡単にできる塩分控えめな料理のコツについていくつか実践してみましょう:

1.香辛料を使う

わさびや唐辛子、コショウなどで塩分控えめな分を補います。辛味などで料理の味を引き立てましょう。

2.酸味のあるものを使う

酸味のある、レモンやすだち、お酢などを使うと味が引き締まります。

3.だしをうまく使う

だしをきかせることで料理は格段に美味しくなります。昆布やかつおなどを上手に使えば美味しさはアップします。また、牛乳を出汁に使うという方法もおすすめ。シチューなどにもつかいますが、クリーミーな旨味が出ますし、塩分が少ない分を十分カバーしてくれます。

4.にんにくとしょうがを活用する

私もパスタを作る際などはほとんど塩を入れず、その代わりににんにくをたっぷりと使います。また、最初にご紹介したように辛味を加えたり、コショウを加えることで味付けをしています。

しょうがも同じように色々な料理で塩分が少ない分をカバーしてくれる味方です。我が家では生姜は薄くスライスして冷蔵庫にいれていつでも使えるようにしてあります。

5.油にも工夫をする

勿論、とり過ぎは問題ですが、ごま油やオリーブオイルなどは塩分不足を十分に補ってくれる効果があります。香りもよく旨味も増しますので、上手に使っていきたいですね。

6.バター

バターも料理にコクを増してくれます。購入する際は無塩バターを選ぶといいと思います。無塩バターでない場合は、塩分量を確認しておくといいでしょう。

7.しょうゆの代わりにソースを使う

これも意外に知られていませんが、同じ量であれば、しょうゆよりもソースの方が塩分が少なくてすみます。

例えば、小さじ1杯のしょうゆの場合、塩分は1グラム。一方、ソースですが、中濃ソースは0.3グラム、とんかつソースは0.3グラム、ウスターソースは0.5グラムになります。

8.他にも

にんにくやねぎ、ゆずやカレー粉、ごま、のり・・・など味付けにインパクトを与えてくれるものを取り入れてゆきましょう。

最後に煮物などをする際ですが、最初からしょうゆなどを入れて味付けをすると塩分が多くなってしまいますので、しょうゆの味付けは最後にします。味を舌で感じるのは料理の外側の部分ですから、そこにしょうゆで味付けをしてあればしっかりとした味付けに感じます。

さて、ここまで減塩のテクニックを見てきました。最初は薄味には抵抗があるかも知れません。しかし、人間の味覚とは面白いもので、減塩を始めてから2週間もすると薄味になれてくるのです。

ですから、2週間は続けてみて、薄味になれてしまうと後は楽になると思います。それまでは頑張って続けてみてください。