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虚血性心臓病とタバコの関係

虚血性心臓病は心臓へと続く冠動脈が動脈硬化などの原因によってつまってしまい、その結果心臓に十分な血液が流れないことによって起こる危険な病気の1つです。

虚血性心臓病には心筋梗塞や心不全、不整脈といった病気も含まれます。

タバコが引き起こす病気

この虚血性心臓病ですが、喫煙者は非喫煙者に比べてどれだけ発症する確率が高いのでしょうか?

タバコを吸うのが体によくないのは誰でもわかるのですが、タバコが原因で命を落とす危険性までは喫煙者も分かっていない、または自分は大丈夫だと考えていることでしょう。

しかし、タバコとがんや重い病気などのニュースなどは無視しているはずです。じっくりと見ると不安になってしまうからです。そして不安になるとタバコを吸って気持ちを落ち着かせようとさらに吸います。だから悪循環だと、喫煙者でさえ、知っているのです。

しかしながら、タバコは気持ちを落ち着かせてくれはしません。タバコがしてくれるのはニコチンに対する渇望を生み出すことだけ。吸えない時はイライラして、吸うとニコチンが供給されてほっとする。その感覚はあたかもストレスがなくなっているような感じと似ているので喫煙者はタバコは役に立つものだと誤解してしまうのです。

さて、話はそれましたが、虚血性心臓病の発症率はタバコを吸わない人に比べてタバコを吸う本数が1日20本以下の人でおよそ1.8倍。1日20本で1.85倍。1日20本以上だと2.74倍になります。